久々の日記

なんかこちらで日記を書くのは久々になっちゃいましたね。
ニコ生もやるやる詐欺になっちゃってますが、機材的な意味でようやく態勢整いました。今年春には何枠かお届けできるかな、と思ってます。
春M3やそのへんの時期に向けて、こちらの作曲ペースも佳境に突入です。がしがし書きまくりますよ〜!

今日サイトのトップでお知らせしたことが3つあります。

架空RPGアルバムのトラック不良

こちらの作業ミスが原因で、Track 04が途中で切れてしまいました。お詫びいたします。
サイトのトップ、作品のトップページからTrack 04の完全版をダウンロードできるようにしておきました。

夏休みの宿題

こちらは新作。いつもお世話になっているActCafe"NoNames"の繋がりで、「役者の遊び場」企画の新作ボイスドラマに参加させていただくことになりました。
春M3リリースを目指しているのかな……。収録もそろそろ終わって、twitterとかを見るかぎり編集担当者の頭から湯気が立っているようです。つまり春はリリースできる、ということになるんでしょうかね。

LostFamily

公開しちゃっていいのか分からないんですが、公開(ぉ
というわけで、去年からお世話になってますサークル「はぴねす。」でも新作ボイドラに関わってます。こちらは全編に私が音楽をつけていくということで、気づいたら他の企画も合わせて「えっ、今年1年でオーケストラを200分くらい書かなきゃいけないの?」という事態になりましたwww
これも同人活動の仕切り直しが成功していると思って、喜ばしいことというつもりでがんばります^^

それと、こっそり春/秋新作

実は秋の新作プロジェクトが動き出してます。久々に物理的な作曲ノートを作って、「天使〜」ばりに気合いを入れ始めました。
……春も新作計画はあるんですが、作曲が私じゃないんで、いろいろと気楽だったり。……つまり久々のピアノ演奏企画ってことで、腕が鈍ってるんで不安たらたらですorz

今年ももう終わり。

新サークル立ち上げからがんばってきましたが、なんとか今年はそれなりの成果を上げられたのかな、と思います。
個人的な同人10大ニュース。それなりに個人的な思い入れのあった企画や、意識を張り込んでたような仕掛けで起きたニュースを中心に。

1. 即売会サークル参加復帰
同人に限ればこれが最大のトピックになります。2月に花祭準備会のほうで花帰葬オンリーに出てたりするんですけど、やっぱり自分の本来の居場所は音屋。今年の秋から、M3へのサークル参加復帰しました。
2. ガール社CO.mix
札幌でお世話になってるガール社さんの即売会立ち上げ。イベントそのものには今のところ関わってないですが、かをりさんとはちょっとした繋がりがあったりするので、全力で応援です。
3. はぴねす。参戦
昔から、ボイドラ企画には一度ちゃんとコミットしておきたいと思っていたので、一般的な同人の仕掛けに従ったボイドラサークルに参加できたのは嬉しいところです。
……織姫演劇団?あんなもののどこがマトモな同人ボイドラサークルやねん?あんなめちゃくちゃなアーキテクチャ。……と思ってたんですが、最近織姫演劇団のアーキテクチャに近い仕掛けを持った同人ボイドラチームが増えてきててなんか面白いことに。
4. 九州イベンター組との繋がり
昨年に続いて今年も秋のArbalest tenjinに参加。東京エリアでも、GWの某即売会で九州組の皆さんにはいろいろお世話になりました。
ひとまずtenjin.beは終わりますが、Project Arbalestはもうしばらくは終わりそうにありません。来年のProject Arbalestにwktk
5. 恵比寿のお店
恵比寿でオープンしていた表現者たちのお店、Act Cafe No Names。数ヶ月で終わった恵比寿営業ですが、ほぼ毎回顔を出してました。PM保健室企画の立ち上げに関わることができたのも良い思い出。来年はとうとう本格的な常設店舗を立ち上げてオペレーションされるみたいです。ちょくちょく通えるといいなぁ。
6. ホワキャン騒動
年末いきなりどっかーん。なかなか表に出てこない超大手サークルの人たちの裏の世界を垣間見られる大騒動になりました。あの問題はそこそこ根が深いし、コミケ準備会方面の上のほうでも頭痛に悩まされてる人がいそうです。
7. 某中傷問題
旧サークル(織姫やprimenotes)を引きずったトラブルでした。結果的に私たちが強い立場で解決したものの、トータルではかなりの被害を受けたんじゃないかと思ってます。でも、終わったことですから。これを終わらせられて新作出せたこともあって、「いつ潰されてもおかしくない」という恐怖はかなり去ったような気がします。
8. 企画参加
水瀬さん/さはらさんの企画、EstrellitaClosed x Clownにお誘い頂きまして参加してました。
9. 地域社会と同人
水戸コミケや羽後町・徳島市のような大がかりな仕掛けも面白いですが、今年はもっと小規模な「同人x地元」の面白い話がいろいろ聞こえてきました。えみゅう。さんの茨城空港ハックとか、大宮さんのご当地CD企画も。Project Arbalest的には北九州ギラヴァンツの痛ゲーフラなんかもホットトピックかな。
個人的には高知のまんさいに期待。というか四国は桃木真美さんいらっしゃるんで、なんか面白いことができそうな気がしてます。もちろん札幌や浜松のボカロ町おこしも。札幌がビジネス寄り、浜松がカルチャー寄りなのかなぁ。
10. 評論同人の定着
今日のコミケでは、評論エリアが午後くらいから異様な混雑になってました。。評論x同人というともちろん文学フリマの盛り上がり問題とかいろいろ出てくるんですが、今日の奇刊クリルタイメルマガでも出てたようにジャンルの壁を越えられる道具としては評論はこれからも有効だと思ってます。同人のジャンル間だけではなく、同人と外部の壁をけっこう簡単に越えられる特徴もありますし。
同人音楽で普通のショップに売ってるCDを持ち込むと「これって同人なの!?」って言われますが、評論同人で普通の本屋に売ってる本を持ち込んでも意外とコミケ的に通っちゃう雰囲気ありますし、なにせ年によっては東浩紀さんみたいな「日本を代表する知の巨人」そのものがコミケにサークル参加して本を売ってるわけで。

自主通販、はじめます

旧サークルでは考えがあって自主通販を避けていました。が、今度はやり方変えていくわけで、自主通販もはじめていきたいと思います。

今週中くらいを目処に正式な通販受付フォームを開設しますが、早く手にしたいかたはお問い合わせいただければ個別対応にてメールでやりとりさせていただきます。
決済手段は国内の方はAmazonギフト券か銀行振り込み、海外の方はPaypalの予定。ただしどちらも対応難しい方については個別対応でやります。主に国内僻地の若い方を想定。

大手サークル方面では

上記記事で中小サークルのことしか語らなかったのは意図的です。超大手サークルに関して何が起きるか私自身はある程度の予測を持っていますが、予測の元になる知識がとても公開できないような話ばかり。
ただ、大手サークルの人たちは本気で警戒したほうがいいかもしれません。たとえネタが東方であったとしても、シャッター前常連クラスのサークルは油断しないほうがよさそう。……という根拠はそれこそ「語りようがない」話ですがorz

著作権の非親告罪化問題

かつての個人blogっぽいネタをこっちに輸入してきます。同人絡みですし、あまりにアレな解釈が出回りすぎているので……。

著作権侵害非親告罪化って話が盛り上がってます。要はTPPに日本が参加すべきかどうかって話なんですが、同人絡みのtwitterTLを見ていると「これで同人誌執筆するだけで警察にタイーホされる!」って盛り上がってる連中がいまして。
そんなこと、少なくともコミケの大半を占める中小サークルではあり得ませんよ。

なぜかって?そもそも逮捕してよいか、著作権者の意向を聞かないと分からないからです。考えてみましょっか。

世の中にはGPLってものがあります。コンピュータのプログラムを「これこれこういう条件を満たすかぎり自由に使っていいよ」ってルール。たとえばLinuxなんかはGPLのおかげでここまで普及してきました。音屋だとAudacityのお世話になってる人も多いと思いますが、あれを自由に使って自由にダウンロードして良いのもGPLのおかげです。GPLは日本法でも(おそらく)合法的であり、法的効力を持ちます。だから、GPLが適用されているソフトを公式サイトからダウンロードしてくるのは完全に合法であることがわかります。繰り返します。Audacityのダウンロードには一切の違法性がないので、逮捕されません。

では、なんかGPLっぽいけど実は法的に怪しい?ような条項を含む適当なライセンス(XPLとでも名付けましょうか)でソフトXを公開してみます。表面的には「自由に使って良いよ」って言ってますが、XPLは日本で有効かどうか分かりません。なので、作者と利用者の間で「自由に使う」ことの許諾ができているかどうか法的には怪しいです。作者本人はGPLのノリで公開しているとしても、外部から見たら分かりません。ソフトXのダウンロードは違法ですか?逮捕されますか?
確かに外から見たら違法っぽく見えます。だけど、裁判を維持できるわけありません。ソフトXはきわめて怪しい契約のもとに公開されているので、Xの著作権者が許諾「しているか」「していないか」はXPLからは導けません。XPLは法的に無効だとしても、ダウンロードしてる人が別途許諾を受けている可能性を否定できないからです。かくしてXの著作権者を法廷に証人として呼んでみましょう。彼/彼女は言うまでもなく「ソフトXは誰でも自由に使えるものという意識です。ダウンロードは当然許諾しております」と言うでしょうね。それを否定できますか?誰も否定できません。契約は口約束ですら成立するものですから、当事者の間で契約があることに争いがなければ、裁判所が勝手に「証拠がないから契約がないと決めつける」ことはできません。

ということです。世の中の同人作品は、(少なくともオフィシャルとの関係性の意味で)XPLよりもっと怪しげな法的関係で作られています。合法性はきわめつけに怪しいです。では、警察は逮捕できますか?立件できますか?当然、著作権者が権利を(黙示的なものも含めて)許諾しているかどうかを問われるでしょうね。それがわからなければ、逮捕なんかできやしませんよ。著作権者が同人二次創作を認めないことが明確であって処罰すべきケースであることが分からなければ、裁判になって無罪判決が出てしまいかねません。警察/検察はこれを何よりも恐れます。

だから、大多数の同人作品に関しては、これまで通りオフィシャルがちゃんと警察に向けて「処罰してほしい」という意志を示さないかぎり逮捕のような事態は起きません。
非親告罪化で起きるのは、以下のようなストーリーです。
・警察が事前に調査を進め、著作権者の判断が得られたらスピーディーに容疑者逮捕まで進めていく:かつては著作権者の告訴がないかぎり表だった調査もできなかったはずで、同人絡み以外の文脈では「警察が著作権者を説得して告訴してもらう」ケースもあったようです。
海賊版同人誌を作って量産する人が、勝手にひょいひょい捕まる:これは「当たり前」です。パクリですらなく単なるデッドコピーを許す同人作家って普通いないと思いますよ?

企画の進め方/依頼の受け方編

いま、リアルタイムでとある企画からのお誘いを受けています。で、私が企画者の方に聞いてみた質問内容を大公開。

  1. 企画の呼び名
  2. リソースの集約状態(人が集まってるか、台本はできてるか、収録は始まってるか、……とか)
  3. コミュニケーション手段(Skype?MSN?メール?メールならMLはある?管理サーバはある?)
  4. スケジュール(いつリリース?)
  5. リリース手段

だいたいこんなもんが決まってればor「決まってないことが分かってる」なら、あとは自分のスケジュールと相談ですよね〜。企画吹っ飛ぶリスクとかも考えつつ。